更年期・鬱を考える…📕読書『モンローが死んだ日』




女性は 閉経後がとても危険です

だから

自分自身も 周りの人も

そのことを理解していく必要がある





マリリン・モンローは鬱で自殺か?
それとも…ケネディの秘密を知りすぎての他殺か?今でもそれは謎で…

この小説のタイトルの モンローが

誰なのかが最後まで尾を引く物語





主人公は わたしと同じ歳の58歳

だから とても興味深く読んだ本



軽井沢の爽やかな風景に囲まれた暮らしの描写には 癒やされる




主人公は

鬱状態を心配した友人に勧められ


精神科を受診 そして
出逢った精神科医に適切な治療を受け
彼女は快癒する



けれども その精神科医もまた


心に闇を抱えていた




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渡辺裕之さんや 上島竜兵さんの報道を視て
年齢的な「鬱の怖さ」を思い
何か一つでも 理解できたなら…


と 読んでみようと思って図書館で借りた本



ブログを読んでいると



鬱の症状に苦しんでいる人に出会う


そして…
周りの友人 知人にも


パニック障害や 適応障害 睡眠障害や


自律神経失調症などで苦しい思いをしている人達がいる



女性は
閉経後の 女性ホルモンが減少するから
様々な体調不良を引き起こすし


それは
誰もが起こりうる問題で






私が 初めて出会った
鬱の人は


ご近所のTさん


亡き母の世代
快活でよく働き よく笑い よくお喋りするこの地域のリーダ的存在の人



娘さん二人の お産のお世話が4年
毎年の様に続いた 50代のある日


突然に スーパーの袋を両手に下げたまま
道路のアスファルトに座り込み
動けなくなられた



診断の結果が
「鬱」の発症とのことで



突然襲う 鬱の怖さを
初めて知った…出来事



そんな Tさんも今は80歳を超えられて
元気に1人暮らしをされている




身体を90度に曲げてシルバーカーを押して
今日もお気に入りのカフェへ ランチに



今日もお元気…良かった




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物語の最後に




精神科医は彼女に
長い 長い手紙を書く



その中にあった印象に残る文章



『精神疾患のひとつに 


「二人組精神病」(フランス語では、フォリ・エ・ドゥ)というのがあり


「感応精神病」とも言われ、夫婦、兄弟姉妹、親子など、長く共に暮らす者同士、


どちらかが病んでいると、もう片方の、
それまで正常だったほうまで、引きずられて


似たような状態になってしまう…』




「鬱」のひと
そして…その隣りにいるヒトも守らねばならないのだ



鬱病…そして

それを支えている人の支援が


また とても大切なのだと 



改めて学んだ 本でした