📖読書『春を背負って』と 3月11日







今日は

東日本大震災から 11年目の日

被害に遭われた方々に思いを寄せ…


また わが家においても

改めて 防災を考える日で…



本日届いた備蓄用缶詰め


最近お気に入りの

「トマト通信」で注文した

金沢の「ふくら屋」さんからの

お取り寄せ



2025年迄 保存可能


でも美味しいからローリングストック

もう一品欲しい日のおカズになって

多分2025年迄どころか

早々に使い切りそうな…


災害時こそ 美味しい物が

生きるチカラ!に



おいしい備蓄品に出逢うとうれしい


 



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山岳小説の

『春を背負って』笹本稜平著




この本で

「ボッカ」…という言葉を知りました。


歩荷(ぼっか)は荷物を背負って山越えをすることで…

特に、山小屋などに荷揚げをすることをいうのだそうです


人の足でしか行けない自然への場所へ

大きな荷物を背負って歩く主人公と…

まるで人生そのものを表しているような


そのボッカのシーンが心に残る



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教師を辞めて

夢だった 山小屋の経営をする主人公の父は

還暦を過ぎても キラキラと輝いている



主人公は半導体メーカーの研究者で

開発にすべてを捧げる暮らし

父とは距離を置いていた



ある日 そんな父が事故で急逝 


その頃主人公は

出した研究成果はトップが自分の手柄のように振る舞い 

特許は会社が取得 莫大な利益が見込めるも自らの報酬は少なく

未来に意欲も希望も見い出せない

自殺が頭にちらつく


以前にLEDのニュースで視た話のような



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そして


山小屋経営の跡を継ぐところから

話は始まり


6編からなる話は


それぞれその山小屋を訪れる人々と

主人公を取り巻く人々の 

再生の物語


とても温かで

心打つ物語




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本日の東日本大震災を伝えるニュース


あの時

供える花がどこにも無かった中で

自然に生えている

スイセンが綺麗に咲いて 


そのスイセンを供え 飾り


被災地の人たちは

癒やされたと伝えていた


あの大災害の中で 咲いた

スイセンはやっぱり

なんて強くて 美しい 



見習おう…









でも


今日は

東日本大震災の日だけじゃなくて

今日

お誕生日の人もいる



その人にとってもその人を

大切に思う人にとっても



今日は

大切なおめでたい日でもあるということは

忘れないようにしようと思う